東京電力エリアの電力会社についてまとめました。
電気料金の安さを基準に「世帯人数別のおすすめの電力会社」や「特長のある電力会社」をピックアップ。
- 東京電力エリアのおすすめ電力会社
- 世帯人数別（使用状況別）の安い電力会社
- 主要電力会社の料金体系・比較
電力会社選びの参考になれば幸いです。
電気料金の比較表
一人暮らしにおすすめの電力会社
二人暮らしにおすすめの電力会社
3人以上の世帯におすすめの電力会社
その他特長のある電力会社
本記事の内容
東京電力エリア（関東）の電力会社
東京電力エリアには多くの新電力サービスが存在しています。
-東京電力エリアの電力会社（一例）-
上記は関東で選ぶことができる電力会社のほんの一部に過ぎず、何百社という中から選択することができます。
同じ”電力会社”とはいっても、料金体系や付加価値などは各社各様。
多くの方の選択基準として一番大きい要素である”電気料金”について見ていきましょう。
東京電力エリアの電気料金
いずれの電力会社も電気料金は基本的に下記のように算出されます。
出典：あしたでんき燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は多くの電力会社が同様です（東京電力と同額）
各社の色は主に「基本料金」と「電力量料金」に反映されます。
| 基本料金 | 電力量料金 （従量料金） |
|---|---|
| 算出方法 | |
固定価格 契約アンペアによって金額が異なる場合が多い | 使用量×単価 段階性で単価が設定されている事が多い |
| 【参考】東京電力の料金体系（従来） | |
契約アンペアごとの基本料金 ・10A：286円 | 段階性単価 ・120kWhまで→19.88円/kWh |
| 新電力はこんな料金プランもある | |
基本料金0円 基本料金が一切かからず電力量料金（使った分だけ）の会社もあります。 | 一律単価 段階性ではなく一律単価（どれだけ使っても単価は○○円）の会社もあります。 |
基本的に電気料金のテーブルは複数の要素が合算されるので、パッと見で「○○が安い！」と判断するのは難しいです。
とはいえ、各社の電気料金がどのようになっているかは気になるところ。
東京電力エリアの主要な電力会社の電気料金をまとめました。
電気料金の比較
下記の表は東京電力エリアの主要電力会社の料金をまとめたものです。
-電気料金の比較表-
| 電力会社 | 東京電力 | あしたでんき | あしたでんき | Looopでんき | 楽天でんき | ピタでん | ピタでん | 親指でんき | 東京ガス | 東京ガス | HISでんき | HISでんき | HISでんき | HISでんき | ENEOSでんき | ニチガス | ソフトバンク | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 料金プラン | スタンダードS | 標準プラン | たっぷりプラン | おうちプラン | プランS | 使いたい放題 | 使った分だけ | いいねプランB | ずっとも電気1S | ずっとも電気1 | ウルトラ20 | ウルトラ30 | ウルトラ40 | プライム50/60 | 東京VプランA | ニチガスでんき | おうちでんき | |
| 基本料金 | 10A | 286円 | 0円 | 3,000円 | 0円 | ー | 12,200円 | 0円 | 0円 | 286円 | ー | ー | ー | ー | ー | 286円 | ー | 286円 |
| 15A | 429円 | ー | 429円 | ー | ー | ー | ー | ー | 429円 | ー | 429円 | |||||||
| 20A | 572円 | ー | 572円 | ー | 560.56円 | ー | ー | ー | 572円 | ー | 572円 | |||||||
| 30A | 858円 | 0円 | 858円 | 858円 | ー | 815.10円 | ー | ー | 858円 | 858円 | 858円 | |||||||
| 40A | 1,144円 | 1,144円 | 1,144円 | ー | ー | 1052.48円 | ー | 1,144円 | 1,144円 | 1,144円 | ||||||||
| 50A | 1,430円 | 1,430円 | 1,430円 | ー | ー | ー | 715円 | 1,430円 | 1,430円 | 1,430円 | ||||||||
| 60A | 1,716円 | 1,716円 | 1,716円 | ー | ー | ー | 858円 | 1,716円 | 1,716円 | 1,716円 | ||||||||
| 従量単価 | 1段階目 0～120kWh | 19.88円/kWh | 26.00円/kWh | 21.50円/kWh | 26.40円/kWh | 26.50円/kWh | 0円 ※500kWhまで無料 | 25.71円/kWh | 26.40円/kWh | 19.85円/kWh | 23.67円/kWh ※0~140kWh | 19.48円/kWh | 18.89円/kWh | 18.29円/kWh | 23.54円/kWh | 19.88円/kWh | 4685円 ※200kWhまでは定額 | 19.68円/kWh |
| 2段階目 120～300kWh | 26.46円/kWh | 25.35円/kWh | 23.88円/kWh ※140~350kWh | 25.95円/kWh | 25.16円/kWh | 24.37円/kWh | 24.54円/kWh | 23.93円/kWh ※200~350kWh | 26.21円/kWh | |||||||||
| 3段階目 300kWh～ | 30.57円/kWh | 27.50円/kWh ※500kWh~ | 27.48円/kWh | 26.41円/kWh ※350kWh~ | 29.96円/kWh | 29.04円/kWh | 28.13円/kWh | 26.22円/kWh | 25.97円/kWh ※350kWh~ | 30.26円/kWh |
前述したような「基本料金0円」や「一律の従量単価」の電力会社があるのがわかります。
料金プランは各社各様、その中でもおすすめの電力会社を紹介していきます。
【東京電力エリア】おすすめの電力会社
数ある東京電力エリアの電力会社の中からおすすめの電力会社を解説します。
【世帯人数別】電気料金が安い電力会社
上記の電気料金比較表からもわかるように、料金体系は複数の要素が絡み合っています。
「どの世帯も○○が一番安い」という訳ではなく、使用量によって適切な電力会社が異なります。
一人暮らしにおすすめの電力会社
一人暮らしは一般的に契約アンペアも小さく、月々の電気使用量は少なめ。
- 契約アンペアが10A、15Aなら東京ガス「ずっとも電気1S」一人暮らし、電気使用量の少ない方に特化した東京ガスの電気プラン。
10、15Aは東京電力が安いのですが、ずっとも電気1Sはそれよりも安くなります。 - 契約アンペアが20AならHISでんき「ウルトラ20」
東京ガス「ずっとも電気1S」月々の電気使用量が・・・
・200kWh以下→HISでんき「ウルトラ20」
・200kWh以上→東京ガス「ずっとも電気1S」 - 契約アンペアが30AならHISでんき「ウルトラ30」30Aなら使用量問わず安い
- 少～中の使用量で安定して安いピタでん「使った分だけプラン」契約アンペア問わず安定して安い
「基本料0円」「従量料金も一律単価」でわかりやすい料金体系
二人暮らし・使用量が少ない3人以上の世帯におすすめの電力会社
二人暮らしでも電気使用量が少ない方は上記の「一人暮らしにおすすめの電力会社」を参考にしてください。
- 契約アンペアが30A、40AならHISでんき「ウルトラ30/40」
- 月々の使用量が400kWh程度までならピタでん「使った分だけプラン」使用量が月々ブレる場合でも400kWh程度までなら安定して安い
3人以上の世帯（使用量が多い）におすすめの電力会社
月々の使用量が400kWhを超えるような世帯は次の電力会社が安くなります。
- 月間使用量が350kWh以上ならピタでん「使いたい放題プラン」毎月の使用量が500kWhまでなら定額の料金プラン
500kWh前後の使用量ならコストメリットが圧倒的に高い - 契約アンペアが50、60AならHISでんき「プライム50/60」50A、60Aであれば使用量問わず安い
複数プランの一括料金シミュレーション
- 電力会社選びに悩んで進まない
- 気になる会社それぞれで料金シミュレーションをするのが面倒
- サクッと自分に合った電力会社を見つけたい
そんな方はエネチェンジの一括料金比較もおすすめです。
1分そこそこで診断可能。Web上で結果が表示されるので、各社から電話やメール勧誘が来ることもありません。
【番外編】その他おすすめの電力会社
単純な電気料金だと上記で挙げた電力会社が安いですが、それ以外に特長を持った電力会社を紹介します。
- 人気の電力会社Looopでんき
- 楽天ポイントが貯まる・使える楽天でんき・楽天ポイントが貯まる（電気代&SPU）
・楽天ポイントで電気代を払える（期間限定ポイントも可）
・東電より料金も安くなる（基本料金0円&一律従量単価） - 環境を考えるなら自然電力のでんき・自然エネルギーの利用・拡大に特化
・料金よりも地球の未来、子供たちの未来を優先するなら
電力会社の切り替えの流れ
一般的な電力会社の切替の流れは次のとおりです。
- STEP1Webから申し込み各社Webサイトから必要事項を入力して申し込み
- STEP2申し込み会社からの連絡申し込みが無事完了すると、先方からメールまたは郵送などで完了連絡が来ます
- STEP3スマートメーターの設置スマートメーター未設置の場合は東京電力が設置作業を行います
・業者から調整連絡が来る
・原則、無料&立ち合い不要 - STEP4利用開始スマートメーター設置後、初回検針日から自動で切り替え（利用開始）
- POINT旧会社の解約手続きは不要新しい電力会社から古い電力会社へ連絡が入るので、ユーザー側での解約手続きは不要
新電力に関するよくある疑問
新電力に関するよくある疑問を簡単に解説します。
電力会社を変えると電気の質が変わったり停電が増えたりしないの？
電力会社を切り替えても、これまで同様、各家庭に届けられる電気は東京電力の送配電ネットワークが利用されます。
そのため、電力供給の品質・信頼性、停電の可能性などに従来との違いはありません。
賃貸マンションやアパートでも契約できるの？
一般的にはマンションやアパートでも契約可能です。
ただし、マンションやアパート全体で一括受電契約している場合は切り替えられません。
事前に契約中の電力会社か、マンション・アパートの管理会社に「電力会社の変更は可能か」確認しましょう。
支払い方法は何があるの？
一般的にクレジットカード決済です。
電力会社によっては銀行口座振替（引き落とし）や払込票での支払いが可能です。
東京ガス、HISでんき、エルピオでんき、親指でんきなど
電力会社を変えたときに解約違約金はかかるの？
電力会社、プランによっては解約時の違約金が発生します。
東京ガス、Looopでんき、楽天でんき、自然電力など
東京電力エリアのおすすめ電力会社まとめ
東京電力エリアのおすすめの電力会社について解説しました。
一人暮らしにおすすめの電力会社
二人暮らしにおすすめの電力会社
3人以上の世帯におすすめの電力会社
その他特長のある電力会社
電気の使用状況によってコストメリットの大小は異なりますが、電力会社の切り替えは確実に節約につながる施策です。
一度切り替えれば継続努力は必要なく生活費が安くなるので、節約したい方は試してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
