楽天モバイルのスーパーホーダイについて解説します。
- スーパーホーダイのメリット・デメリット
- スーパーホーダイの料金と最適な契約
- スーパーホーダイがおすすめな人
楽天モバイル「スーパーホーダイ」の本質は「低速モード時の使い勝手の良さ」
最大1Mbpsの通信速度で何ができるか、できないかを理解すれば、かなり割安にスマホを利用できるようになります。
動画や音楽を楽しむ方、楽天経済圏でお得したい方におすすめです。
回線は楽天モバイルのスーパーホーダイがおすすめ
・全然低速じゃない低速モードが使い放題
・通常の高速データ通信も有
・10分かけ放題付
・月額安い(ダイヤモンド会員だと月額980円)
・楽天市場でもらえるPが2倍
・口座振替に対応
・テザリング対応動画を沢山見るなら最強の格安SIMプラン
— SoMika@モノマリストなアフィリエイター (@SoMika0618) January 15, 2019
本記事の内容
楽天モバイル「スーパーホーダイ」の6つのメリット
まずは楽天モバイル「スーパーホーダイ」のメリットから解説していきます。
- 最大速度1Mbpsの低速モード使い放題が勝手良すぎ!
- 低速モードでテザリングもできる
- 国内通話が何度でも10分かけ放題
- 楽天ポイントが貯まりやすい
- 楽天ポイント支払いで毎月無料も可能
- 口座振替も可能
それぞれ見ていきましょう。
最大速度1Mbpsの低速モード使い放題が勝手良すぎ!
データ容量を使い切ったときなどにかかる通信制限。
この通信速度が遅い状態の事を低速モードといいます。
格安SIMの場合、切替機能を設けて「低速モード時の通信は使い放題だよ」という会社が複数あります。
スーパーホーダイの魅力はこの低速モード。
- 大手キャリア:128kbps
- UQモバイル「データ無制限プラン」:500kbps
- UQモバイル「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」:300kbps
- その他大勢の格安SIM:200kbps
そんな中、楽天モバイル「スーパーホーダイ」の低速モード時の最大通信速度は1Mbps。
圧倒的な速さです。「低速時の速度が魅力?」と感じるかもしれませんが、低速モードには「何ギガでも使い放題」というメリットがあります。
そんなスーパーホーダイの低速モードですが、「1Mbpsでどれくらい使えるの?」というのが気になるところです。
- メッセージSNS:快適
- メール:快適
- 写真・動画SNS:問題なし
- Web閲覧:問題なし
- マップアプリ:デフォルト表示は問題なし。航空写真表示だと少し遅れる。
- ゲーム:問題なし
- 音楽ストリーミング:問題なし
- 動画再生:標準画質(480p以下)は問題なし。高画質(720p以上)は途切れる。
- アプリダウンロード:時間がかかる
意外に低速モードでも動画再生までできてしまうんです。
楽天スーパーホーダイでYouTube視聴してみた。割と遅くないですね pic.twitter.com/Cxn5iXmZGk
— ゼロゼロもへじ (@zero_en) March 4, 2018
つまり、通常利用の範囲であれば「低速モードのまま」使用しても、あまり問題がないという事。
そして、繰り返しになりますが低速モード時は通信量制限がありません。つまり「普通に使えるレベル」で「使い放題」という事。
とはいえ、弱点はあります。デメリットで詳しく解説しますが「混雑時は速度が300kbps」に制限されます。
楽天モバイルに変更
スーパーホーダイ 本当に助かるなぁ
12:00〜13:00と18:00〜19:00は遅くなるけどブラウジングができないほどじゃない
低速モードで困ることはないかなぁ
YouTubeも見放題〜(≧∀≦)地図アプリはちょっと遅く感じるけど
これが我慢できるならオススメです〜! pic.twitter.com/AkYTMxA01f— くろ (@daindrone) March 8, 2019
しかし、楽天モバイルは専用アプリで簡単に高速モード⇔低速モードを切り替えることができるので
- 通常使用は低速モードで
- 遅いと感じたら高速モードで
と、使えば疑似的に「普通に使い放題」チックな事が実装できます。ここまでをまとめます。
- 低速モード時の通信速度は他社を圧倒する「最大1Mbps」
- 1Mbpsの通信速度は普通に使えるレベル
- 低速モード時は使い放題
- 遅いときだけ高速モードに切り替える事も可能
- つまり、「普通に使えるレベルで使い放題」ができる
低速モードでテザリングもできる
スーパーホーダイは低速モード状態のままテザリングすることも可能。
テザリングでどこまでしたいかにもよりますが、大量の通信を要しない処理であれば問題なく使用できます。
用途次第ですが、モバイルWi-Fiを使っている場合は、解約して生活費を節約することも選択肢のひとつになりえます。
楽天モバイルのスーパーホーダイを契約しましたが、低速モードでテザリングしても個人的に全然問題なかったので、WiMAX2+を解約することにした。
家に固定回線引いているから決断できたことかな。— Kei K (@Kei_Kawa7) December 20, 2018
国内通話が何度でも10分かけ放題
スーパーホーダイには通話オプションが最初からついています。10分以内の国内通話であれば、何回かけても無料です。有料オプションではなく通常プラン料金に含まれているので、電話が多い方には嬉しいサービス内容です。
■楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル
「楽天でんわ」アプリから電話をした場合、または「003768」を電話番号の先頭に付与して通話した場合のみ適用 10分を超えた通話料金は10円/30秒
もし発信先がLINEの友だちであれば、低速モードでLINE通話をしても実質無料です。
※低速モードで通信使い放題
楽天ポイントが貯まりやすい
続いてのメリットは楽天ポイント。楽天経済圏の住人は、かなりお得に暮らす事ができます。楽天モバイルも楽天サービスのひとつなので、使っているだけでも楽天ポイントが貯まりやすい状態になります。
- 月々の楽天モバイル支払額の1%分が楽天ポイントで戻ってくる
- 楽天市場で買い物した際、貯まる楽天ポイントが+2倍
貯まりやすい楽天ポイントを利用して、月々のスマホ代を無料にすることもできます。
楽天ポイント支払いで毎月無料も可能
楽天モバイルの月々の料金は楽天ポイントで支払う事ができます。しかも、期間限定ポイントも使用できます。ポイント管理をしていないと、期間限定ポイントは失効してしまいがちなので月々の料金に充てられるのは非常に助かります。
余談ですが、私は楽天ポイントで毎月投資信託を購入しています。投資信託の購入に期間限定ポイントは使用できないので、こういった形でポイントの使用用途があるのはユーザーにとって助かります。
ちなみに、楽天経済圏でお得に乗りこなせば、楽天モバイルの月々の支払い程度は毎月ポイント充当で済ます事も全然現実的です。
- 日々の支払いを楽天カードにする
- 日用品の買い物を楽天市場で行う
これだけでも相当数のポイントが毎月貯まります。
ポイントを貯めるために不要な買い物や浪費をしては本末転倒ですが、日々の買い物の「支払い方法」「購入先」を変えるだけです。非常に取り組みやすく効果も大きいので試す価値「大アリ」です。
- 日本人が一番使っているクレジットカード
- 入会費・年会費無料
- 楽天カードで支払った分の1%が楽天ポイントで還元される
また、楽天市場での買い物も楽天カード利用でポイント+2倍。
楽天モバイルで+2倍、楽天市場アプリ利用で+0.5倍で計+5.5倍の楽天ポイントが還元されます。
スーパーホーダイの料金はミニマムで1,400円程度なので充分ポイントで支払うことも射程圏内です。
普段の支払いを楽天カードにすれば、楽天ダイヤモンド会員になるのも比較的容易。
ダイヤモンド会員になれば、楽天モバイルの月々料金も500円割引になります。私も楽天カードはメインカードのひとつなのでダイヤモンド会員です。
楽天モバイルと楽天カードのコラボによって、楽天経済圏でかなりお得に過ごせます。
■楽天モバイルと楽天カードのコンボ
- 楽天モバイル契約で楽天市場での獲得ポイント+2倍
- 楽天カード使用で楽天市場での獲得ポイント+2倍
- 楽天市場アプリで買い物すれば、上記も加味して計+5.5倍
- 日々の支払いを楽天カードにすれば、還元率1%で楽天ポイントGET
→貯まったポイントで楽天モバイルの月額料金を支払い(現金不要)
楽天モバイルユーザーでなくても、楽天カードはオススメです。
口座振替も可能
一般的に格安SIMの支払い方法はクレジットカードですが、楽天モバイルは口座振替・デビットカードにも対応しています。クレジットカード情報がないから契約できないという事がないので、事情によりクレジットカードを持っていない人も契約することが可能です。
とはいえ、先のメリットが強力すぎるのでベストな選択肢は楽天カードとの連携です。
楽天モバイル「スーパーホーダイ」のデメリット
続いて、スーパーホーダイのデメリットについても解説します。
- 混雑する時間帯は通信速度が300kbps
- 対応回線はドコモのみ
- 割引料金が少し複雑
1つ1つ見ていきましょう。
混雑する時間帯は通信速度が300kbps
スーパーホーダイの通信速度は1Mbpsですが、一部の時間帯については速度制限がかかります。回線が混み合う時間帯は速度上限が300kbpsになってしまいます。
■上限300kbpsになる時間帯
- 12:00~13:00
- 18:00~19:00
とはいえ、この時間帯に使用するときは高速モードに切り替えれば良いので、意識していれば特段問題ありません。
楽天モバイルのスーパーホーダイは、10分通話無料と、低速でも1Mbpsで使い放題が魅力です‼️
1Mbpsあればそんなにストレスなく使えます❗
ただし昼12-13時と、夕方18-19時は300Kbpsに制限????さすがに遅い????????????
でも、高速通信に切り替えれば、そこそこ速度出ます❗
画像左低速、右高速、両方18:30頃 pic.twitter.com/JRcdYZ164x
— FPサラリーマンパパ@家計節約 (@sarariimanfp) August 22, 2019
対応回線はドコモのみ
楽天モバイルはドコモ回線、au回線を使用していて、他のプランに関してはどちらか選択が可能です。しかし、スーパーホーダイはドコモ回線しか対応していません。もしも、au・ソフトバンクのスマホから楽天モバイルのスーパーホーダイに乗り換えたい場合はSIMロック解除が必要です。
■スーパーホーダイのSIMが利用できるスマホ
- ドコモのスマホ
- au、ソフトバンクのSIMロック解除済みスマホ
- SIMフリースマホ
2019年10月から楽天モバイルは自社回線の携帯キャリアサービスを開始しています。
- 10月現在は「無料サポータープログラム」中で、時期未定で正式プランを発表予定
- それまでは従来通り、ドコモ回線・au回線のプランのみ選択可能
正式プラン以降可能になってからも、SIMカードを交換せず引き続き既存サービスは利用できると公式アナウンスがあるので、特に気にする必要はありません。
割引料金が少し複雑
多くの格安SIMは料金体系が非常にわかりやすく組まれています。楽天モバイルのスーパーホーダイは複数の割引要素があり、他と比べると少し複雑になっています。実際にどのような料金になるかは次で説明します。
楽天モバイル「スーパーホーダイ」の料金
スーパーホーダイの月額料金の全体像はザックリと以下の通りです。
月額料金 = 基本料金 – (楽天会員割の割引額)-(長期割の割引額)
基本料金(割引未考慮)
スーパーホーダイの基本料金は以下の通りです。ここから各割引が適用されます。
プラン | 月額料金 |
プランS(2GB) | 2,980円 |
プランM(6GB) | 3,980円 |
プランL(14GB) | 5,980円 |
プランLL(24GB) | 6,980円 |
楽天会員割
楽天会員であれば、2年間の月額料金が500円割引です。もしも楽天会員でない場合は登録しないと損です。登録費・年会費はかかりません。
また、楽天会員のダイヤモンド会員であれば、1年目に限り、さらに500円割引になります。
- 楽天会員:2年間毎月500円割引
- ダイヤモンド会員:1年目の対象月は500円割引
長期割
楽天モバイルは申込時に契約期間を1年・2年・3年の中から選択できます。2年または3年で契約した場合は長期割が適用され、下記割引が適用されます。
- 2年契約:2年間毎月500円割引
- 3年契約:2年間毎月1,000円割引
3年契約の場合も割引期間は2年なので気をつけましょう。3年目は基本料金に戻ります。また、この契約年数はいわゆる「縛り」になります。大手キャリアのように悪質な自動更新はされませんが、期間内に解約するときは違約金9,800円が必要になります。
楽天会員割・長期割を加味した料金
スーパーホーダイの料金は正直割引ありきの設定になっています。
- 非楽天会員(楽天会員なし)
- 1年契約(長期割なし)
の場合は、明らかに割高です。
楽天会員になるのは瞬殺(というか、ほとんどの国民は登録してる?)なので楽天会員割は必ず適用しましょう。
そして、長期割の対象である2年か3年での契約が一般的です。
楽天会員・長期割(2年)の月額料金
2年間 | 3年目から | |
プランS(2GB) | 1,980円 | 2,980円 |
プランM(6GB) | 2,980円 | 3,980円 |
プランL(14GB) | 4,980円 | 5,980円 |
プランLL(24GB) | 5,980円 | 6,980円 |
2種類の割引が3年目から適用されないので、3年目からは基本料金になります。
楽天会員・長期割(2年)の月額料金
2年間 | 3年目から | |
プランS(2GB) | 1,480円 | 2,980円 |
プランM(6GB) | 2,480円 | 3,980円 |
プランL(14GB) | 4,480円 | 5,980円 |
プランLL(24GB) | 5,480円 | 6,980円 |
こちらも3年目からは基本料金になります。
どのプランで何年契約にするのが良いのか?
仮に2年しか使わないとしても、3年契約をした方がお得になります。試算したところ、2年で解約して違約金9,800円を支払ってでも総額は3年契約の方が安くなります。
■プランS試算
2年契約:1,980円 × 24か月 = 47,520円(2年間の総額)
3年契約(2年で解約):1,480円 × 24か月 + 違約金9,800円 = 45,320円(2年間の総額)
3年目の料金はどちらも同じなので、価格だけで検討した場合は3年契約の方がお得になります。ただし、解約する場合は一括で9,800円が必要になるので、しっかりと支出の可能性を想定しておく必要があります。
1月1日にdocomo回線が契約更新を迎えるので、ギリギリのタイミングで楽天モバイルにMNPしたった。スーパーホーダイS(2GB)の3年契約で月々1,480円。3年目から2,980円だけど、3年目に入った時点で解約して違約金9,800円を払っても2年契約(月額1,980円)よりお安いようで。
— Umeboshi (@UmeboshiGohan) December 29, 2018
また、どのプランにするかですが、スーパーホーダイの特長(通常使用は低速モードでOK)を考えれば「プランS一択」で間違いありません。
高速通信でそれ以上のデータ容量が必要ありません。
「プランS」楽天会員割・3年長期割適用の月額料金
- 2年間:1,480円
- 3年目~:2,980円
※楽天ダイヤモンド会員であれば、1年目の対象月はさらに500円割引
もしも高速通信で高画質動画を長時間再生したい場合はBIGLOBEモバイルのエンタメフリー・オプションの方がおすすめです。
まとめ:楽天モバイル「スーパーホーダイ」はこんな人に特におすすめ
楽天モバイル「スーパーホーダイ」のメリット・デメリット、料金のまとめです。
- 最大速度1Mbpsの低速モード使い放題が勝手良すぎ!
- 低速モードでテザリングもできる
- 国内通話が何度でも10分かけ放題
- 楽天ポイントが貯まりやすい
- 楽天ポイントで支払いができる
- 口座振替も可能
なんといっても、通常時に低速モードで利用可能というのが一番の特長です。
遅いと感じたときだけ高速モードで使うのであれば、よっぽどの使い方をしない限りプランSで事足ります。
低速モードでも標準画質(480p)の動画であれば楽しめますし、音楽ストリーミングも利用できます。
通信使用量へのストレスなく動画や音楽ストリーミングを利用したい方におすすめです。
また、楽天経済圏の素晴らしさを実感できる「楽天モバイル+楽天カードのコンボ」で、日々の生活費をよりお得にしたい方にもピッタリです。
まとめ:スーパーホーダイはこんな人に特におすすめ
- 通信量の心配なく動画や音楽ストリーミングを楽しみたい人
- 楽天経済圏でお得に生活したい人