価格の安さが圧倒的魅力の格安SIM。
とはいえ、大手キャリアと比較していくつかのデメリットがあるのは事実です。
LINEのID検索ができない
上記もそのひとつです。
- LINEのID検索ができる格安SIM
本記事の内容
格安SIMではLINEの年齢認証ができない
大手キャリアでは当たり前のように利用できていた「LINEのID検索」機能。
実は格安SIMだとできません。
大手キャリアとは下記の3キャリアを指します
- ドコモ
- au
- ソフトバンク
「未成年者保護」の観点から、LINEは「年齢認証しないとID検索・電話番号検索の機能を使わせない」としています。
大手キャリアとは仕様連携により「年齢認証」が可能ですが、格安SIMでは年齢認証をすることができません。つまり、格安SIMでは
- ID検索
- 電話番号検索
次に説明する2社を除いては上記機能を使用することができません。
LINEの年齢認証ができる格安SIM2社
数ある業者の中でも「LINEの年齢認証」が可能な格安SIMが2社あります。
- ワイモバイル(Y!mobile)
- LINEモバイル
この2社については年齢認証ができるので、もちろんID検索もできます。
ワイモバイルはソフトバンクモバイルの子会社を経て、吸収合併された経緯があり、ソフトバンク同様に年齢認証ができると言われています。
LINEモバイルは、自社サービスなので年齢認証はできて当然。他の格安SIMで年齢認証をできないのは、優位性を保つためでしょうか?
「ワイモバイル」「LINEモバイル」について見ていきましょう。
ワイモバイル(Y!mobile)
テレビCMも盛んに流れているので知名度抜群のワイモバイル(Y!mobile)
特徴をまとめました。
■ワイモバイルのメリット
- 他の格安SIMと比べて通信速度が速い
- 大手キャリアより圧倒的に安い月額料金
- 10分以内の国内通話は何回かけてもかけ放題
- 格安SIMの中では家族割の利点が大きい(月額500円割引)
- 2年縛り・自動更新がある(他の格安SIMの縛りは半年や1年)
- 他の格安SIMに比べると料金は高め
- データ繰越ができない
次に説明するLINEモバイルに比べると料金は高いですが、通信速度は速いです。
10分以内の国内通話はすべて無料になるので、電話をよくかける方にはピッタリです。
LINEモバイル
続いてLINEモバイルの特徴です。
■LINEモバイルのメリット
- とにかく安い!
- 大手キャリアスマホのまま乗り換えがほぼ可能(ドコモ、au、ソフトバンク各回線に対応)
- 主要SNSがカウントフリー(コミュニケーションフリープラン / 下記参照)
- 余ったデータの翌月繰越が可能
- クレジットカードなしでも契約可能(LINE Payカード)
■コミュニケーションフリープランについて
LINEモバイルの「コミュニケーションフリー」プランでカウントフリーになるSNSは以下のとおりです。
- LINE
※カウントフリー:対象アプリ利用時の通信量がカウントされない。対象アプリ利用時は低速制限がかからない。
- 大手キャリアやワイモバイルと比べると、通信速度は遅い
- 無料通話は有料オプション(月額880円)
ワイモバイルも大手キャリアと比べると圧倒的に安いですが、LINEモバイルはさらに安いのが特長です。
さらに大手キャリア3回線に対応しているので、今使ってるスマホはそのままで乗り換えるという事も可能です。
また、LINEモバイルには上記で説明した「コミュニケーションフリー」プラン以外にも、LINE MUSICがカウントフリーになる「MUSIC+」プランもあります。
音楽をよく楽しむという方にもピッタリです。
LINE ID検索の代替案
LINEにはID検索・電話番号検索以外にも友だち追加の方法があります。
- 専用URL発行→送信
- QRコードを読み取る
- 「ふるふる」を使う
- 友だち自動追加機能
- PC版LINEを利用する
- 共通の知り合いに招待してもらう
また、裏技的な手法で「他の人の大手キャリアSIMを借りて年齢認証だけ行う」という抜け道もあります。
これらについては下記の記事でも詳しく解説しています。
LINEの年齢認証を引き継いで格安SIMへ乗り換え
- スマホはそのまま
- 大手キャリアから格安SIMへ乗り換え
このケースであれば、上記2社以外の格安SIMへ「年齢認証できている」状態で乗り換えが可能。
スマホ端末で一度LINEの年齢認証を行えば「アプリのアンインストール」を行わない限り、年齢認証状態は維持されます。
大手キャリア使用時に年齢認証を行っていれば、次の操作をしない限りは継続してID検索ができます。
- LINEアプリのアンインストール
- 機種変更
上記を考慮すると、乗り換える格安SIMの選択肢も広がります。
とはいえ、端末の耐用年数も限られているので「本当にID検索が必要」であれば、LINEのID検索ができる格安SIMに乗り換えるのがおすすめです。
LINEの年齢認証ができる格安SIMがやっぱり無難
「格安SIMでLINEの年齢認証ができない問題」の対処方法を説明しました。
- LINEのID検索代わりに使える6つの友だち追加方法
- 乗り換え時にLINEの年齢認証を引き継ぐ乗り換え方法
とはいえ、対症療法にすぎません。
もし格安SIMへの乗り換えを考えているのなら
- LINEのID検索はあきらめて、自由に格安SIMを選ぶ
- LINEの年齢認証ができる格安SIMにする
のどちらかが妥当です。
格安SIMに乗り換えると、毎月の支出を大きく減らすことができます。
「ID検索がないLINEなんて考えられない!」
職業柄、お客さんや取引先と頻繁にLINEの交換をするという方は、年齢認証可能な格安SIMにしてみてはいかがでしょうか?
▼安定した通信品質と10分以内の国内通話無料が魅力
▼圧倒的な安さと大手3回線対応による乗り換え時の利便性が魅力