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CREAL(クリアル)の解説【評判・メリット・デメリット】

不動産投資クラウドファンディングCREAL(クリアル)について解説します。CREALのサービスは「新しい不動産投資のカタチ」として非常に面白いサービスです。案件に関する詳細情報の開示も徹底されていて、各案件の利回りも妥当なものばかりです。『リスクを大きく取って大きく儲けたい』というスタンスには合致しませんが、『比較的リスクを判断できる状況で手堅く配当収入を得たい』という方にはCREALへの投資はおすすめできます。

CREAL(クリアル)の基本情報・特徴

CREALの基本情報

種別不動産投資クラウドファンディング
運営会社株式会社ブリッジ・シー・キャピタル
サービス開始2018年11月
初期費用無料
最低投資金額1万円
想定利回り4~6%程度(案件による)
運用期間6~24か月(案件による)
分配方法毎月配当
投資案件レジデンス(区分・一棟)
ホテル
認可保育所など

CREALは2018年11月にサービスを開始した「不動産投資クラウドファンディング」です。ソーシャルレンディングとは投資スキームが異なります。投資先情報開示による透明性の高さ不動産投資として妥当な利回りから「信頼できる投資先」として人気を集めています。案件の大小にもよりますが、新規ファンド募集時は数分で満額の募集が埋まってしまうほどです。

CREALの特徴

CREALの特徴は以下の通り。

  • 投資先は不動産
  • 想定利回りは4~6%程度(案件による)
  • 投資期間は6~24か月程度(案件による)
  • 案件の詳細情報開示がしっかりしている
  • はじめやすい(初期費用無料・最低投資額1万円)
  • 投資家出資分元本のリスクを一定保護(優先/劣後出資方式)
  • 利益は毎月配当
  • 投資後の中途解約は基本できない
  • 案件によって競争率が高い(要クリック合戦)
  • 分配金は雑所得扱い(源泉徴収税20.42%を控除した金額が支払われる。確定申告要否は状況次第)

メリット・デメリットの解説する前に、CREALの投資スキームがどのようなものか、不動産投資クラウドファンディングと従来ソーシャルレンディングとの違いと併せて解説します。

不動産投資クラウドファンディングとは?

CREALはソーシャルレンディング(貸付型クラウドファンディング)ではなく不動産投資ファンディングです。

ソーシャルレンディングとは?ソーシャルレンディングの仕組み

投資家が投資した資金をソーシャルレンディング事業者が管理して資金を必要とする企業に融資する仕組みがソーシャルレンディングです。

対して、CREALの不動産投資クラウドファンディングは次の通りです。

CREALの不動産投資クラウドファンディングCREALの不動産投資クラウドファンディング

投資家が投資した資金をCREALが管理します。ここまでは従来のソーシャルレンディング同様です。CREALの場合は運営会社であるブリッジ・シー・キャピタルがその資金を元に不動産を購入・運用します。そして、得た利益が次のような形で配当・償却されます。

  • 月々の賃料:毎月配当
  • 売却益:投資金の償却

対象不動産の売却時期は事前に設定されているので、決まった時期までに売却を行い投資した金額が戻ってきます。そして、その運用期間に発生した賃料が毎月の配当として投資家に還元される仕組みです。

投資する案件については不動産の物件詳細情報、背景、利益試算まで開示されているので、投資に値するか判断したうえで投資するかを決定することができます。一貫してブリッジ・シー・キャピタルが資金運用するので、ソーシャルレンディングにありがちな投資先企業の不透明さから不安が生じる事は一定量排除されます。

CREAL(クリアル)のメリット

投資判断をしやすい:投資案件の情報開示性が非常に高い

CREALの一番の特長は投資先案件の情報開示にあります。物件の所在地や立地環境はもちろん、マーケット情報やリターン試算、さらには不動産調査報告の内容や物件の図面なども開示されています。その表現も画像や動画を多く使用しわかりやすくまとめられています。

情報開示の例)第16号案件「ちくらつなぐホテル」

CREAL第16号案件「ちくらつなぐホテル」
CREAL第16号案件「ちくらつなぐホテル」

情報の透明性が高く、詳細部分まで開示されているので「投資先として妥当か」という部分をしっかり判断することができます

投資資金の安全性:出資元本のリスクを低減する『優先/劣後出資方式』の採用

案件への投資はCREALを運営するブリッジ・シー・キャピタル(BCC)も10~20%程度(案件による)の金額を投資しています。そして、利益想定未達の場合の損失はBCC出資分から補填されます。つまり、10~20%程度の価格下落までは投資家の出資分が保護されます。

CREALの優先劣後出資方式CREALの優先/劣後出資方式のイメージ

優先/劣後出資方式を採用している事で、投資家には次の2点のメリットが考えられます。

  • 出資分の元本が減少するリスクが抑えられる
  • BCCも出資に参加している事による案件精査の厳密性への安心感

はじめやすい:初期費用無料、最低投資額1万円

CREALを始めるに際して初期費用はかかりません。無料かつネットで簡潔に口座開設をすることができます。さらに投資は1口1万円からなので、少額での投資も可能です。

本来不動産投資を行う場合は大量の資金が必要になりますが、CREALでは気軽に始めることができます

CREAL

おまけ:優待がもらえる案件がある

完全にメリットとしてはおまけの部類に入りますが、案件によっては優待が付与される事があります。

CREAL「ちくらつなぐホテル」案件優待CREAL「ちくらつなぐホテル」案件優待

CREAL(クリアル)のデメリット

中途解約が基本不可能

契約をした投資案件については中途解約は原則不可能です。

やむを得ない事由が存在する場合にのみ、当社宛に書面による解約を申し出ることにより、運用中のファンド解約が可能です。
なお、解約事由によっては、解約をお断りする場合もございますのでご了承ください。

CREAL HP「クーリング・オフ及び中途解約の流れ」

※契約成立後、8日以内であればクーリングオフは可能

案件ごとに期間が異なるので、しっかり出口を見据えて投資する必要があります

案件によって競争率が高い

規模や注目度にもよりますが、案件によっては競争率が非常に高くなります。募集開始早々満額に達する場合もあります。そういった案件はクリック合戦になります。申込開始前に詳細情報と併せて掲載されるので、狙っている案件は申込スケジュールをしっかり把握しておく必要があります

運営実績が浅い

CREALのサービス開始は2018年11月。2019年8月現在で取り扱い案件実績は募集中も含めて18件で実績としては多いとは言えません。人によっては静観の判断につながるかと思います。

とはいえ、運営会社のBCC自体は2011年設立で不動産投資の大型の投資案件を扱えるだけの実績は十分にあります

CREAL(クリアル)の評判・口コミ

ソーシャルレンディングへ投資している方々には概ね好評です。案件によって投資判断をしている方も多くみられました。

まとめ:CREAL(クリアル)は投資先としておすすめ

結論として、CREALは投資先としてはおすすめできるサービスと考えます。投資対象の情報開示の徹底により、案件ごとにしっかりと投資判断をできるところに優位性を感じます。クラウドファンディングの特性を活かした、個人で気軽に参加できる『不動産投資の新しいカタチ』としても大きく期待が持てます。

  • 利回り:4~6%程度
  • 投資期間:6~12か月程度
  • 毎月配当
  • 案件ごとにより精密なリスク判断が可能
CREAL

会員登録することで各案件(募集中~運用終了まで)の詳細情報を閲覧する事ができます。

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