「家計簿はつけるべき?」
逆に聞きたい「何のために?」と。何を目的としているのかによって、家計簿の要否やカタチは変わるのがあるべき姿のはずです。
注力すべきことを見失い、迷走している方が「正しい道」に気づくきっかけになれば幸いです。
- 家計簿を考えるうえで必要なこと
- 家計簿選びの基準
- もっと大事な「取り組むべきこと」
家計簿は必要?不要?
「家計簿は必要なのか?不要なのか?」このように考えている人は、だいたい次に下記のように悩みます。
- 手書きがいいのか?
- アプリが良いのか?
- Excelが良いのか?
そして、仮に家計簿アプリを始めてみようと考えたら、どのアプリが良いのか漠然と探し始めます。
節約を意識したら家計簿について考える、というのは至って普通の事です。しかし、多くの人は家計簿を始めても
- 特に効果が出ない
- 続かない
このような状況になります。
何も家計簿の必要性を否定するわけではありません。後述しますが、私も家計簿アプリを利用しています。
「家計簿をつける事が目的」であれば、つければOK。はい、終了。です。でも、違いますよね?
家計簿について悩んでいる多くの場合「お金についての悩みを解決したい」「家計の仕組みを向上させたい」など、なんらかの目的があるはずです。
目的を再確認
このブログでは経済的自由を達成するための学び、行動のための情報をつづっています。ここでいう経済的自由については、下記の記事をご覧いただけると幸いです。
https://fin-labo.com/629/
この場合、最大の目標は「経済的自由を得ること」であって、そのために次のような課題をクリアしていかなければなりません。
- 支出を減らす
- 収入を増やす
- 資産所得を増やす
これらの目的を達成するために「収入・支出・資産を把握する」ことが大事な要素になります。
そして、「収入・支出・資産を把握する」ために「家計簿」という手段が有効かどうかと考えるわけです。私の場合は「YES」でした。
目的を明確にすれば家計簿のカタチが決まる
家計簿にはいろいろなタイプがあります。
- 手書きの家計簿
- Excelなど表計算ソフトの家計簿
- PC・タブレット・スマホなど向け家計簿アプリ
それぞれフォーマットもあるし、家計簿アプリについては入力方法や機能、表現なども異なります。種類もたくさんあるので、どのように家計簿をつければ良いのか迷いがちです。
しかし、目的が明確になっていれば、各要素の優先順位もつけやすくなります。自分(家計)の経済的要素も考慮すれば、自ずとどのようなものがベターか見えてきます。
私の場合
- 目的は「収入・支出・資産」を把握すること
- 記帳には全く時間を使いたくない
- 支払い方法はほとんどがクレジットカードかスマホ決済
- いくつかのポイントサービスも把握したい(楽天ポイント、Tポイントなど)
- 住宅ローンがある
- 資産運用もしている
このような要素を考慮すると、どのようなカタチが良いのか明確になります。
利用しているのはマネーフォワードME
私が家計簿に求めたものは、以下のとおりです。
- クレジットカード・スマホ決済の自動連携(入力不要)
- 銀行口座や証券口座を含めた資産の状況把握
- 複数ポイントサービスの状況把握
- パソコンでもスマホでも見たい
レシート読み取りの精度や、柔軟な入力対応、かわいいUIなどは優先度が低いという結論になりました。
結果、連携可能な金融機関・サービスが一番多い「マネーフォワードME」を使っています。
【まとめ】大事なのは目的と手段の違いを意識すること
家計簿に限らずの話ですが、よく目的と手段を混同してしまう事があります。
今回であれば「家計簿をつける」という事は手段であり、目的ではないはずです。
(もし「最高の家計簿をつける!」が目的の場合はこの限りではありません)
何のために家計簿が必要なのか、必要な機能は何なのか、を考えれば、優先すべき機能もハッキリして、どのような家計簿がベターなのかも見えてきます。家計簿選びや日々の運用はサクッと済ませて、取り組むべきことに力を注ぎましょう。
真っ先に着手するのは、生活の固定費の削減。不要な有料サービスの見直しです。手っ取り早くできて、一度やれば効果量も大きく継続します。
- 格安SIMに変えてスマホ代を安くする(年間5万円~節約)
- 必要な保険以外は解約する(人によっては年間20万円以上の節約)
- 自動車の要否を見直す など