固定費のひとつ「月々のスマホ代」の節約に有効な「格安SIMへの乗り換え」。FinLabo.では大手キャリアをまだ契約している人は、速攻で格安SIMへ乗り換える事をおすすめしています。
この記事では「スマホ端末はそのまま、ドコモから格安SIMへの乗り換えを検討している人」に向けて、ドコモ回線の格安SIM主要7社の比較を徹底解説。その中でもおすすめの3社を選定理由と併せて紹介します。格安SIM選びに迷っている方の参考になれば幸いです。
本記事の内容
ドコモ回線の格安SIM主要7社の比較
下記はドコモ回線を利用している格安SIM主要7社を比較した一覧です。
価格 | 速度 | 満足度 | 契約者数 | 独自性 | 総合評価 | |
---|---|---|---|---|---|---|
BIGLOBEモバイル | A | A | C | C | A | A |
楽天モバイル | A | C | C | A | A | A |
LINEモバイル | A | D | B | D | A | A |
mineo | A | A | A | C | B | B |
OCNモバイルONE | A | B | A | B | B | B |
IIJmio | A | A | A | B | B | B |
イオンモバイル | A | B | B | D | B | C |
今回比較対象としたのは下記の7社です。
- BIGLOBEモバイル
- 楽天モバイル
- LINEモバイル
- mineo
- OCNモバイルONE
- IIJmio
- イオンモバイル
■対象7社の選定基準は?
利用者数上位の格安SIM会社からドコモ回線を利用している事業者7社
※参考:MMD研究所「2019年3月格安SIMサービスの利用動向調査」
各項目の評価基準と補足
比較一覧を作成するにあたり「どのような形が読者にとって解りやすいか」と悩みました。具体的な数字を並べると一覧が分かりづらくなるので、A~D評価で各項目を評価。各項目の評価基準と補足を解説します。
価格
価格に関してはすべての格安SIM会社をA評価としました。会社間で若干の価格差はあります。しかし、プラン(データ容量)によっても優劣がバラバラなので一概に「ここの格安SIMが一番安い」と評価することができません。そもそも格安SIMはどこも安いです。
「それでも価格を重視したい!」という方は、容量別価格一覧をまとめましたので、参考にしてください。
500MB | 1GB | 2GB | 3GB | 4GB | 5GB | 6GB | 7GB | 8GB | 10GB | 12GB | 20GB | 30GB | 40GB | 50GB | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
BIGLOBEモバイル | – | 1,400円 | – | 1,600円 | – | – | 2,150円 | – | – | – | 3,400円 | 5,200円 | 7,450円 | – | – |
楽天モバイル | – | – | – | 1,600円 | – | 2,150円 | – | – | – | 2,960円 | – | 4,750円 | 6,150円 | – | – |
LINEモバイル | – | 1,200円 | – | 1,690円 | – | 2,220円 | – | 2,880円 | – | 3,220円 | – | – | – | – | – |
mineo | 1,400円 | – | – | 1,600円 | – | – | 2,280円 | – | – | 3,220円 | – | 4,680円 | 6,600円 | – | – |
OCNモバイルONE | – | – | – | 1,800円 | – | – | 2,150円 | – | – | 3,000円 | – | 4,850円 | 6,750円 | – | – |
IIJmio | – | – | – | 1,600円 | – | – | 2,220円 | – | – | – | 3,260円 | +3,100円 | +5,000円 | – | – |
イオンモバイル | 1,130円 | 1,280円 | 1,380円 | – | 1,580円 | – | 1,980円 | – | 2,680円 | – | 3,280円 | 4,680円 | 5,680円 | 6,980円 | 8,980円 |
速度
速度評価は格安SIMの管理人の速度比較を参考にしました。
■速度の評価方法
2019年8月版ランキングを基に下記のように評価
- 比較的速い:A
- 普通:B
- 少し遅い:C
- 遅い:D
※「超速い」「超遅い」は該当なし
格安SIMの速度について評価しましたが、あまり参考にしない方が良いです。
■速度評価を参考にしない方が良い理由
- 場所によって結果が異なる
(○○ではA社が速いが、××ではB社が速い) - 時間によって結果が異なる
(A社は朝が早いが夜は遅い、B社は朝が遅いが夜は速い) - 時期によって結果が異なる
(A社は○月までは速かったが、以降遅くなった)
「格安SIMは大手キャリアより通信速度が遅い」というのは99%紛れもない事実です。※条件(場所・時間)により逆転するケースがたまにあり
「スマホにとって一番大事なのは通信速度だ!」という方は、大手キャリアを使用し続けてください。「月々のスマホ料金を大幅に安くしたい!多少の遅さは構わない。」という方は格安SIMへの乗り換えをおすすめします。
私も2年近く格安SIMを使用していますが、遅くて困るというような状況はありません。
満足度
満足度評価はMMD研究所「2019年3月格安SIMサービスの利用動向調査」を参考にしました。
■満足度の評価方法
「とても満足」「やや満足」の合算値を基準に下記のように評価
- 80%以上:A評価
- 75%以上80%未満:B評価
- 70%以上75%未満:C評価
契約者数
契約者数はMM総研「国内MVNO市場規模の推移(2019 年3 月末)」を参考にしました。
■契約者数の評価方法
- 1位の楽天モバイル:A評価
- 3位、4位のIIJmio、OCNモバイル:B評価
- 5位、6位のmineo、BIGLOBEモバイル:C評価
- 以降のLINEモバイル、イオンモバイル:D評価
独自性
会社ごとの特徴から独断と偏見で「独自性」を評価しました。
■独自性の評価方法
- 他と比べて魅力的な優位性がある:A評価
- それ以外:B評価
Aと評価した理由については、後述の「ドコモ回線の格安SIMおすすめ3社を選定」で個別に解説します。
総合評価
■総合評価の評価方法
- 独自性がA:A評価
- 独自性がB、価格以外のいずれかがA:B評価
- それ以外:C評価
「独自性しか見てないんかーい!」という感じです。笑
結局のところ、自分の使い方や生活スタイルに適した格安SIMを利用するのが最適解です。価格はどれも安いですし、通信品質は場所や時間など不特定要素の影響から、普段の環境で使用してみないとわかりません。
他と比べて魅力的な優位性があると判断した3社はこのあと説明します。より自分の利用スタイルに合ったサービスを選択する事をおすすめします。
大手キャリアから格安SIMへ乗り換えたいのであれば、大事なのは「あれこれ考えすぎず、さっさと乗り換える事」です。
ドコモ回線の格安SIMからおすすめ3社を選定
ドコモ回線の格安SIM主要7社の中から、特におすすめの3社を選定しました。既に上記説明でネタバレしていますが「独自性の高い」「他より魅力的なポイントがある」格安SIMを選びました。
Youtube見放題の格安SIM「BIGLOBEモバイル」
まず紹介するのはBIGLOBEモバイルです。BIGLOBEモバイルをおすすめする理由は「エンタメフリー・オプション」の存在です。
■エンタメフリー・オプションとは?
下記サービスが使い放題になるオプション
(データ通信がカウントされない / カウントフリー)
【対象サービス】
- YouTube
- Abema TV
- U-NEXT
- YouTube Kids
- Google Play Music
- YouTube Music
- Apple Music
- Spotify
- AWA
- Amazon Music
- LINE MUSIC
- radiko.jp
- らじる★らじる
- dヒッツ
- RecMusic
- dマガジン
- dブック
- Facebook Messenger
BIGLOBEモバイルでエンタメフリー・オプションを付けると、YouTubeが見放題になります。YouTubeだけでなく、上記のサービスは通信量を気にすることなく利用できます。動画・音楽サービスをよく利用する方には神と呼べるオプションです。その分の通信はカウントされないので、SIMの契約データ容量を下げることもできます。
私は出先でYouTubeやYoutube Musicをよく使うので、2年近くBIGLOBEモバイルを利用しています。動画や音楽をスマホで利用する方はBIGLOBEモバイルがおすすめです。
楽天ポイント貯めたい!楽天経済圏の住人には「楽天モバイル」
続いて紹介するのは楽天モバイルです。理由は「楽天ポイントが貯まるから」です。楽天モバイルには下記特徴があります。
- 楽天モバイルの月々の料金支払い時に100円につき1ポイント貯まる
- 楽天市場で買い物すると獲得ポイントが+2倍になる
楽天ポイントは私が世の中で一番有用に利用できると思うポイントサービスです。
楽天市場でよく買い物をする方はポイント+2倍の恩恵は大きいと思います。普通に生活していても楽天市場、楽天ブックス、街の提携店での買い物、楽天トラベルでの旅行予約など楽天ポイントを使用できるシーンはたくさんあります。
「よりお得に」と考える方は楽天経済圏でお得に立ち回れる楽天モバイルがおすすめです。
LINEの年齢認証可能!ID検索も当然できる「LINEモバイル」
最後に紹介するのはLINEモバイルです。理由は「LINEの年齢認証ができる」からです。大手キャリアを利用していると当たり前に利用できている「LINEのID検索」は他の格安SIMでは使えません。LINEでID検索を多用する方はLINEモバイルがおすすめです。
また、3GB以上のプランであればLINE、Twitter、Facebook、Instagramでの通信がカウントフリー(通信気にせず使い放題)。MUSIC+プランであれば、さらにLINE MUSICもカウントフリーです。
まとめ
ドコモ回線の格安SIM主要7社の比較について解説しました。その中でもおすすめ3社とその理由は以下の通りです。
- BIGLOBEモバイル:YouTubeが見放題だから
- 楽天モバイル:楽天ポイントがよく貯まるから
- LINEモバイル:LINEのID検索を利用できるから
上記にビタっとハマる方は迷わず乗り換える事をおすすめします。月々のスマホ代の高さに悩んでいる方は特に、あまり悩みすぎずサッと乗り換えた方が経済的メリットを受けられます。
最後に今回紹介した主要7社の公式ページへのリンクを並べますので、気になる方はチェックしてみてください。