固定費のひとつ「月々のスマホ代」の節約に有効な「格安SIMへの乗り換え」。FinLabo.では大手キャリアをまだ契約している人は、速攻で格安SIMへ乗り換える事をおすすめしています。
この記事では「スマホ端末はそのまま、ソフトバンクから格安SIMへの乗り換えを検討している人」に向けて、ソフトバンク回線の格安SIM主要4社の比較を徹底解説。その中でもおすすめできる1社を選定理由と併せて紹介します。格安SIM選びに迷っている方の参考になれば幸いです。
本記事の内容
ソフトバンク回線の格安SIM主要4社の比較
次の表はソフトバンク回線を利用している格安SIM主要4社を比較した一覧です。
価格 | 速度 | 満足度 | 契約者数 | 独自性 | 総合評価 | |
---|---|---|---|---|---|---|
LINEモバイル | A | C | B | D | A | A |
mineo | B | C | A | C | B | B |
nuroモバイル | A | – | – | E | B | C |
b-mobile | A | – | – | E | B | C |
今回比較対象としたのは下記の4社です。
- LINEモバイル
- mineo
- nuroモバイル
- b-mobile
■対象4社の選定基準は?
利用者数上位の格安SIM会社からソフトバンク回線を利用している事業者2社+α
※参考:MMD研究所「2019年3月格安SIMサービスの利用動向調査」
※ソフトバンク回線の格安SIM事業者が少ないためburoモバイルとb-mobileを比較対象として加えました
各項目の評価基準と補足
比較一覧を作成するにあたり「どのような形が読者にとって解りやすいか」と悩みました。具体的な数字を並べると一覧が分かりづらくなるので、A~E評価で各項目を評価。各項目の評価基準と補足を解説します。
価格
価格に関しては、mineoを除くすべての格安SIM会社をA評価としました。mineoのソフトバンク回線は若干ではありますが、他社より高め。(月額300円程度)
他に関しては会社間で若干の価格差はあれど、プラン(データ容量)によっても優劣がバラバラなので一概に「ここの格安SIMが一番安い」と評価することができません。そもそも格安SIMはどこも安いです。mineoも大手キャリアと比較すれば圧倒的に安いです。
容量別価格一覧を下記に載せますので、参考にしてください。
500MB | 1GB | 2GB | 3GB | 5GB | 6GB | 7GB | 10GB | 13GB | 15GB | 20GB | 30GB | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
LINEモバイル | – | 1,200 | – | 1,690 | 2,220 | – | 2,880 | 3,220 | – | – | – | – |
mineo | 1,750 | – | – | 1,950 | – | 2,630 | – | 3,570 | – | – | 5,030 | 6,950 |
nuroモバイル | – | – | 1,680 | – | – | – | 2,800 | – | 3,680 | – | – | – |
b-mobile | – | 990 | – | 1,690 | – | 2,390 | – | 3,190 | – | 4,390 | – | – |
速度
速度評価は格安SIMの管理人の速度比較を参考にしました。
■速度の評価方法
2019年8月版ランキングを基に下記のように評価
- 普通:C評価
- 対象外:評価なし
※「超速い」「比較的速い」「少し遅い」「遅い」「超遅い」は該当なし
格安SIMの速度について評価しましたが、あまり参考にし過ぎない方が良いです。
■速度評価を参考にしない方が良い理由
- 場所によって結果が異なる
(○○ではA社が速いが、××ではB社が速い) - 時間によって結果が異なる
(A社は朝が早いが夜は遅い、B社は朝が遅いが夜は速い) - 時期によって結果が異なる
(A社は○月までは速かったが、以降遅くなった)
「格安SIMは大手キャリアより通信速度が遅い」というのは99%紛れもない事実です。※条件(場所・時間)により逆転するケースがたまにあり
「スマホにとって一番大事なのは通信速度だ!」という方は、大手キャリアを使用し続けてください。「月々のスマホ料金を大幅に安くしたい!多少の遅さは構わない。」という方は格安SIMへの乗り換えをおすすめします。
私も2年近く格安SIMを使用していますが、遅くて困るというような状況はありません。
満足度
満足度評価はMMD研究所「2019年3月格安SIMサービスの利用動向調査」を参考にしました。
■満足度の評価方法
「とても満足」「やや満足」の合算値を基準に下記のように評価
- 80%以上:A評価
- 75%以上80%未満:B評価
- 対象外:評価なし
契約者数
契約者数はMM総研「国内MVNO市場規模の推移(2019 年3 月末)」を参考にしました。
■契約者数の評価方法
- 5位のmineo:C評価
- LINEモバイル:D評価
- 以降のnuroモバイル、b-mobile:E評価
独自性
会社ごとの特徴から独断と偏見で「独自性」を評価しました。
■独自性の評価方法
- 他と比べて魅力的な優位性がある:A評価
- それ以外:B評価
Aと評価した理由については、後述の「ソフトバンク回線の格安SIMのおすすめ1社」で解説します。
総合評価
■総合評価の評価方法
- 独自性がA:A評価
- 独自性がB、価格以外のいずれかがA:B評価
- それ以外:C評価
「独自性しか見てないんかーい!」という感じです。笑
結局のところ、自分の使い方や生活スタイルに適した格安SIMを利用するのが最適解です。価格はどれも安いですし、通信品質は場所や時間など不特定要素の影響から、普段の環境で使用してみないとわかりません。
他と比べて魅力的な優位性があると判断したLINEモバイルについてはこのあと説明します。ソフトバンク回線の格安SIM事業者は少なく、選定は迷うところもありましたが、変にアレンジせずおすすめ1社としました。
大手キャリアから格安SIMへ乗り換えたいのであれば、大事なのは「あれこれ考えすぎず、さっさと乗り換える事」です。
ソフトバンク回線の格安SIMのおすすめ1社
ソフトバンク回線の格安SIM主要4社の中から、おすすめの1社を選定しました。「他より魅力的なポイントがある」LINEモバイルをチョイスしました。
LINEの年齢認証可能!ID検索も当然できる「LINEモバイル」
LINEモバイルを選定した理由は「LINEの年齢認証ができる」からです。
大手キャリアを利用していると当たり前に利用できている「LINEのID検索」はLINEモバイルとワイモバイル以外の格安SIMでは使えません。
ソフトバンク利用者でLINEのID検索を多用する方はLINEモバイル一択です。
また、3GB以上のプランであればLINE、Twitter、Facebook、Instagramでの通信がカウントフリー(通信気にせず使い放題)。MUSIC+プランであれば、さらにLINE MUSICもカウントフリーです。
おすすめには挙げてませんが+αで、、「mineo」
ソフトバンク回線の格安SIM事業者が少なく、おすすめはLINEモバイルのみとしました。が、mineoは契約者数も多く利用者満足度も高い事業者です。LINEモバイルにピンと来なかった方は見てみてください。
まとめ
ソフトバンク回線の格安SIM主要4社の比較について解説しました。
価格 | 速度 | 満足度 | 契約者数 | 独自性 | 総合評価 | |
---|---|---|---|---|---|---|
LINEモバイル | A | C | B | D | A | A |
mineo | B | C | A | C | B | B |
nuroモバイル | A | – | – | E | B | C |
b-mobile | A | – | – | E | B | C |
その中でもおすすめ1社とその理由は以下の通りです。
LINEモバイル:LINEのID検索を利用できるから
ビタっとハマる方は迷わずLINEモバイルに乗り換える事をおすすめします。スマホのSIMロック解除を行うことでソフトバンク回線以外の格安SIM事業者も選択できるようになります。月々のスマホ代の高さに悩んでいる方は特に、あまり悩みすぎずサッと乗り換えた方が経済的メリットを受けられます。最後に今回紹介した主要4社の公式ページへのリンクを並べますので、気になる方はチェックしてみてください。