節約

カーシェアリングとマイカーを比較。利用頻度によりコストメリット大。

カーシェアリングサービスもかなり一般に定着してきました。街中を運転していてもタイムズカーのステッカーが貼ってある車を見ることは少なくありません。とはいえ、いまだに「あまり車に乗らない人が利用するサービスでしょ?」という偏見もあります。

実はマイカーを持っている人もカーシェアリングに切り替える事で固定費がかなり削減できるケースが大半です。この記事ではマイカーとカーシェアリングの価格比較やそれぞれのメリットなどを解説していきます。

固定費の削減をしたい方はぜひ参考にしてみてください。

カーシェアリングとマイカーの価格比較

カーシェアリングとマイカーのコストを単純に比較するのは非常に難しいです。どれくらい乗るかによってガソリン代や利用料金なども変動しますし、車両代もどれくらいの価格の車体を何年乗っていくらで売るかによっても変わります。今回比較した条件や補足などは表の下に記載します。一般的なマイカー利用者を想定しています。

月額マイカーカーシェアリング
ガソリン代10,000円0円
メンテナンス代2,000円0円
駐車場代10,000円0円
自動車税2,875円0円
車検代3,333円0円
任意保険代5,000円0円
車両代25,000円0円
月額基本料0円1,030円
月額利用料0円32,160円
合計58,208円33,190円
  • 車両代は300万円の車両を10年間所有した場合で計算
  • 土日それぞれ6時間利用(月8回)で計算
  • メンテナンス代:洗車、オイル交換、タイヤ交換、ほか各種部品交換など

上記条件だと、カーシェアリングの方がひと月あたり25,000円程安くなります1年あたり30万円、10年間で300万円にもなります。もっと高い車両や利用頻度が低いと、もっとお得になります。仕事などで毎日利用するような方はあまりコストメリットは小さくなるもしくはマイカーの方がお得になります。

カーシェアリングの特徴

カーシェアリングはサービスに登録しておくことで、好きな時間に車を借りて利用できるシステムです。レンタカーのように都度の煩雑な手続きは不要で、対人処理なくネットで予約して利用ができるので利用も非常に簡単です。

駐車場代や保険料、税金の支払いも不要なので金銭的メリットも大きいです。毎日仕事で乗るような方にはマイカーの方が安く収まりますが、休日しか車を利用しない方はカーシェアリングの方が圧倒的コストメリットがあります。

また、車のメンテナンスや掃除も不要ですので、維持がめんどくさいという人にも適しています。

カーシェアリングは数十種類の中から好きな車種を選択することができます。用途に合わせて、または気分に合わせて車種をチョイスするという事も可能です。

マイカーの特徴

カーシェアリングと比較した際のマイカーの特徴としては、良くも悪くも自分で車を手入れできるという事です。もちろんマイカーは好きなようにカスタマイズすることができますし、好きな物を車内に常設しておくこともできます。また、車内で喫煙することもできます。

カーシェアリングとマイカーそれぞれのメリット

下記、カーシェアリングとマイカーそれぞれのメリットです。一方のメリットは他方のデメリットになりますので、カーシェアリングかマイカーか悩んでいる方は参考にしてみてください。

カーシェアリングのメリット

  • コストが安い(各種維持費・駐車場代・ガソリン代)
  • 車の維持をする必要がない
  • 気分や用途によって好きな車種を選択することができる

マイカーのメリット

  • 自由に車をカスタマイズできる
  • 車内で喫煙することができる
  • 自由に利用する事ができる

まとめ:カーシェアリングかマイカーかは利用シーンを加味して選ぶ

カーシェアリングとマイカーをコスト面で比較すると、利用頻度によってどちらが安くなるか変わります。一度に乗る距離などによって変動はしますがザックリと以下のようになります。

  • 仕事などで毎日車を利用する人はマイカーがお得
  • 週末しか利用しない、または平日も乗るが一度の距離が短い場合はカーシェアリングがお得

仮に週末さらに一度の利用も6時間未満という方であれば、マイカーからカーシェアリングの運用に切り替えるとひと月あたり25,000円以上のコストメリットを得ることができます。ひと月25,000円という事は1年で30万円、10年で300万円となります。もし400万円以上の車両を購入している人はもっと大きなコストメリットがあります。

また、利用シーンに応じて車種を変えられるメリットもあります。恋人とのデートは少し良い車、大人数でスノボに行くときなどはワンボックスなどなど。

ただし、注意点としてカーシェアリングだと車のカスタマイズができなくなる点や、カーシェアリング駐車場までの移動などが必要になる点が挙げられます。また、子供が小さい家庭などはチャイルドシートの常設や駐車場の利便性などを考慮してマイカー以外の選択肢はあまりないかもしれません。

自身の利用シーンを加味して、カーシェアリングに切り替えても問題ない方は切り替えてしまった方が圧倒的にコストメリットが大きいです。お金を増やすうえで必要な要素のひとつ「支出の削減」。その中でも効果の大きいのが「固定費の削減」です。マイカーからカーシェアリングに切り替えて年間30万円程度の固定費削減を実現しましょう

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